「木造住宅等における基礎梁タテ筋フックの必要性検討ツール」(略称:基礎フック検討ツール)の策定について
(一財)熊本県建築住宅センター及び(一財)熊本建築構造評価センターが連携して取り組んでいる建築構造に関する問題等の対策の一環として、下記1の理由により下記2の計算ツールを策定しました。
記
1 計算ツール策定の理由
令和7年4月1日施行の建築基準法改正により、旧4号特例が廃止され、木造 2階建ての建築物についても、各仕様規定への適合審査が必要となった。
鉄筋コンクリート基礎については、平成12年建設省告示第1347号に、「立上り部分の上端及び下部底盤の主筋は、せん断補強筋と緊結したものにすること」という内容の仕様規定が存在するが、これまで施工現場において十分認識されておらず、今回の法改正に当たっての全国的な課題となっている。
一方、建築基準法施行令(以下「令」という。)第38条第4項の規定により、大臣の定める基準に従った構造計算によって安全であることが確かめられた場合は、当該仕様規定の適用を除外することができる。
そこで、「木造住宅等における基礎梁タテ筋フックの必要性検討ツール」(令第 38条第4項の規定に基づく大臣の定める基準に従った構造計算を踏まえた計算ツール。(「基礎フック検討ツール」)を策定し、基礎立上り部分(基礎梁)のせん断補強筋端部の緊結(フック又はスポット溶接等)の要否について検証を行えるようにするものである。
2 策定した計算ツールについて
(1)仕様 エクセルによる計算プログラム
(2)内容(下記をクリックするとダウンロード可能です。)